オーガニック野菜とは?どうに作られるの?農業のすご技を紹介

コラム
 
 
 
ヘルシーでおいしい料理と
目にも鮮やかなたっぷりの野菜を使った
こだわりのオーガニックレストランが
都内でも増えてきています。
 
 
 
せっかくおいしいものを食べるなら
体に優しいものを選びたい!
 
そう考える方が
増えている証拠かもしれません。
 
 
 
でも、
 
 
私たちが普段買い物をする
スーパーでは、
 
 
ほとんどの野菜が
普通栽培されたもの。
 
 
 
有機JASマークがついた
オーガニック野菜が置いてある
スーパーもありますが、
 
 
野菜全体の量からすると
ほんの一部ですよね?
 
 
 
オーガニックで栽培できるなら
健康にも環境にも優しいんだから
 
 
みんなオーガニックにしちゃえばいいのに!!!
 
 
 
そんな風に思ったことってないですか?
 
 
 
実際私はそのように思って、
 
 
学生時代には農業系の学科を
専攻し、
 
 
 
有機野菜がどのようにして栽培されるのか、
 
 
なぜ農薬や化学肥料の使用が
なくならないのか
 
ということについて
勉強していました。
 
 
 
 
そこで今回は、
 
 
これを知れば
よりオーガニック野菜が
おいしくなる!であろう、
 
 
 
農家さんの工夫や
有機栽培の裏側について
ご紹介したいと思います。
 
 
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オーガニック野菜とは?

 
 
環境や体に優しくて
高品質なイメージを持つ
オーガニック
 
 
 
普段の生活でも
オーガニックという言葉を
よく使いますが、
 
 
そもそもオーガニック野菜って
どういったものを指すのでしょうか。
 
 
 
 
オーガニック野菜とは、
 
 
化学合成された肥料や農薬を使用せずに
栽培された、
 
 
いわゆる有機野菜のことです。
 
 
 
 
なので
自然食品のお店や
スーパーなどで目にする
 
 
有機JASマークのついた
野菜や農産物は
オーガニックのものになります。
 
 
 
そんなオーガニックの作物ですが、
 
 
日本で「オーガニック」や
「有機」という表示をするためには
 
農林水産大臣に登録された機関による
審査をクリアして
有機JAS認証を受ける必要があります。
 
 
 
その認証を受けるための基準というのが
以下のようになっています。
 
  • 播種・植え付け前の2年以上の間有機肥料で土づくりを行っていること
  • 禁止されている農薬・化学肥料の使用をしていないこと
  • 遺伝子組み換えの種などを使用していないこと
 
 
 
このような基準をクリアして
有機栽培であるという認証を受けるのは
非常に大変なことで、
 
 
国内の有機JAS認証を受けている
畑の割合は2011年の時点で、
 
わずか0.2%ほどだといいます。
 
 
 
 

オーガニック野菜が作られるまで

 
 
そんなオーガニック野菜ですが
一体どのように作られているのか、
 
実際に私が学生の時に
有機農業を実践している
農家さんに伺った情報も含めて
見ていきましょう。
 
 
 

有機栽培と慣行農法の違い

 
 
有機農法と慣行農法(通常の栽培方法)
の一番大きな違いというのが、
 
 
化学合成された農薬・肥料を
使用しているか否かというところです。
 
 
 
そもそもなぜ農薬や
化学肥料が一般的に多く
使用されているのかというと、
 
 
 
人件費や時間を削減しつつ
雑草や病害虫を防ぐために
除草剤であったり殺虫剤といった
農薬が使用されています。
 
 
 
私たちは普段、
 
 
スーパーで一年を通して
様々な種類の野菜を
手にすることができますが、
 
 
それは農薬や化学肥料を使用することで
作物を病気や害虫から守り、
 
 
野菜の生育にとってバランスの取れた
十分な量の栄養を化学肥料によって
与えることができるため、
 
 
野菜の安定した流通が成されているのです。
 
 
 
その他にも、
 
消費者が求める
”均一で形の良い野菜”を作るためにも
農薬は大きな役割を果たしてくれています。
 
 
また、
 
農協へ出荷する際も
ある程度まとまった量を出荷する必要があるため、
 
 
安定した収穫量を確保するためにも
農家にとって農薬や化学肥料というのは
多くの場合は必要とされています。
 
 
 
 
 

オーガニック野菜を作るための工夫

 
 
そんな中で、
 
 
じゃあオーガニック野菜って一体
どうやって作るのさ!!という疑問が
わいてきます。
 
 
 
オーガニック野菜を栽培するための
農家さんの工夫について、
 
 
野菜栽培の課題である
 
  • 除草
  • 病害虫対策
  • 土づくり
 
 
という3つのカテゴリーに分けて
ご紹介していきます。
 
 
 

除草

 
農業をする上で
一番の時間を割いていたものというのが
除草だと言われています。
 
 
雑草をそのまま放置しておくことで
作物の生育に必要な養分を
雑草に奪われてしまうほか、
 
 
たくましく成長した雑草が
作物を覆ってしまうことで
太陽の光を妨げてしまい、
 
生育に大きな害を及ぼしてしまいます。
 
 
こういったことを防ぐためにも
除草というのは
 
 
農業にとって重要な仕事の一つと
なっているのですが、
 
 
みなさん、
 
 
除草の大変さをご存知でしょうか。
 
 
 
誰しも庭の草むしりであったり
小学校の頃には
校庭や課外実習で使う
畑の草むしりを経験したことがあると思います。
 
 
そんな時、
 
30分もやれば嫌になってしまう
という方も多いのではないでしょうか。
(私は草むしりは大嫌いだった…)
 
 
というより、
 
 
それ以上やったら足腰がやられてしまう!!
 
 
体力の限界だ!!
 
 
そう感じる方がほとんどであると思います。
 
 
しかし農業を生業とする
農家のみなさんは、
 
 
私たちにおいしい野菜を育てるために
せっせと雑草退治を
家の庭の何十倍もの面積の畑で
行わなければならないのです。
 
 
これを考えただけでも
「除草剤使わなきゃムリじゃね?」
そう思ってしまいますが、
 
 
それでも様々な工夫をして
安心・安全な野菜を栽培している
農家さんがたくさんいらっしゃいます。
 
 
 

有機栽培現場の除草

 
 
有機栽培を実践されている
農家さんで研修を受けたときに、
 
 
実際に雑草対策として
行われていたことというのが、
 
 
マルチの使用です。
 
 
 
畑の横を通ったときに
黒っぽいビニールで
地面が覆われており、
 
 
ところどころに空いた穴から
野菜が生えているという光景を
見たことがある方もいるかと思いますが
あれがマルチです。
 
 
 
作物の生えている場所を
マルチで覆うことで、
 
 
日光を遮断して
雑草を防ぐことができるのです。
 
 
その他にもマルチには
泥の跳ね返りを防ぐことで
病気を予防する効果もあります。
 
 
 
ただ、
 
 
全ての畑でマルチを使用している
かというとそうではなく、
 
 
やはり人の手で除草をする場合も
多くありました。
 
 
畑に数人が一列に並び
みんなで一気に草を抜いていったり、
 
 
くわを使用して
器用に雑草をとっていくことで
 
 
除草剤を使用しなくても
キレイな畑をキープしている
農家さんもいました。
 
 
その際に大切なことというのが、
 
 
草が成長する前に除草してしまうこと。
 
 
そうすることで雑草が花をつけ、
 
種を落とす前に雑草退治を
することができます。
 
 
そのようにしっかりと手入れされた
畑というのは、
 
 
ほとんど除草の必要がないまでに
草が生えなくなっていました。
 
 
思わず
 
「なんでこの畑には雑草が生えていないんですか?」
 
とたずねてしまうほどきれいな畑には、
 
農家さんの努力があったのです。
 
 
 
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病害虫対策

 
 
続いて、
 
 
作物を育てるうえで
最も厄介なのが、
 
 
病気や害虫をいかに防ぐかということ。
 
 
 
家庭菜園をしている方であれば
経験があるかもしれませんが、
 
 
野菜を育てていると
本当に多くの虫が
野菜を食べにやってきます。
 
 
 
しかも
 
 
アブラムシなどのちっこいヤツは
手で取ろうにも取ることのできないほど
細かくて大量に発生するため、
 
 
どうしたらいいんだ~!!と思った
方もいるのではないでしょうか。
 
 
 
そういった害虫というのは
野菜を食べてしまうだけではなく
ウィルスを媒介して
病気の原因にもなってしまうため、
 
 
害虫対策というのは
農家さんにとっては
超重要事項なんです!
 
 
 
でも、
 
 
農薬を使用することなく
害虫を防ぐ方法なんて
一体何があるの?
 
 
と、クエスチョンマークが
頭に浮かんでしまう方も
多いと思います。
 
 
 
私が見てきた
有機栽培の現場では
病害虫対策として、
 
防虫ネットの使用やコンパニオンプランツ
 
天敵の活用などを行っていました。
 
 
 
 

防虫ネット

 
防虫ネットというのは
遠くから見ると白っぽい
細かい網目になった薄い布のようなもので、
 
 
寒冷紗とも呼ばれています。
 
 
 
この寒冷紗をドーム状にして
作物の上を覆っておくことで
害虫の飛来を防ぐことができます。
 
 
 
また、
 
 
露地栽培だけではなく
ハウス栽培でも使用されており、
 
 
日中の気温が上昇する時間帯に
ハウス内の風通しを良くする際には、
 
 
ビニール部分を空けておく場所は
防虫ネットで覆ったりしていました。
 
 
 
 

コンパニオンプランツ

 
 
 
初めて耳にする方も
いるかもしれませんが、
 
 
コンパニオンプランツというのは
「へぇ~!!!」と思える
面白い対策方法です。
 
 
 
どんなものかというと、
 
 
作物と一緒に
別の植物を植えることで、
 
 
お互いの生育を促してくれたり
病気を防ぐ効果や害虫を遠ざけてくれる
効果を得ることができるんです。
 
 
コンパニオンプランツとして
よく利用されていたのが、
 
 
バジルやミントといった
ハーブ類、
 
 
そしてマリーゴールドです。
 
 
マリーゴールドは畑に植えてあると
「こんなところにかわいらしいお花が!!」
 
 
と思いますが、
 
 
ただ単に観賞用として
植えているわけではなく
病害虫予防として効果があります。
 
 
また
トマトとは相性が良いようで
 
一緒に植えておくと
生育を良くしてくれる効果があるということで
 
 
農業の現場ではよく見かけました。
 
 
 
 

天敵

 
 
農作物に害を及ぼす虫がいる一方で、
 
 
そういった害虫を
退治してくれる生物がいるというのも
自然界ではごく当たり前のことです。
 
 
そういった自然の原理を
うまく利用して農業に取り入れているのが
 
 
天敵を使用した
病害虫の駆除方法です。
 
 
天敵というのは
アブラムシであったりハダニといった
農作物の敵である害虫を
捕食してくれるという
ありがたい虫さんたちなのです。
 
 
害虫の天敵というのは
色々いるようですが、
 
 
テントウムシであったりクモなんかが
有名です。
 
 
 
有機野菜を作っている農家では、
 
 
畑に敷き藁をしたり
天敵の住処となる植物を
周りに植えることで、
 
害虫の天敵となる生物が
住みやすい環境を作っています。
 
 
 
このことを考えると
害虫を駆除する目的で使用する
殺虫効果のある農薬は、
 
 
使うものによっては
作物にとって味方となってくれる
天敵にまで影響が出てしまうことも
あるということで、
 
 
やはり農薬は
環境への負担も大きいなと
思わざるを得ません。
 
 
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肥料(土づくり)

 
農業をする上で
最も農家さんがこだわりを見せてる
といっても過言ではないのが
 
土づくりです。
 
 
私が学生時代に研修に伺った
2つの農家さんでは、
 
 
作っているものは
有機野菜という同じ分類ではありますが、
 
 
土づくりに関しては
違いが現れていました。
 
 
 

堆肥

 
一般的に土づくりというのは
堆肥を土に混ぜて行われます。
 
 
堆肥というのは、
 
牛糞、鶏糞、おがくず、落ち葉、
麦わらといった有機物を
微生物の力で分解・発酵させたもので、
 
 
堆肥を土に混ぜることで
柔らかくふかふかな土に
することができます。
 
 
そういった土というのは
作物の生育にとって重要な
保水性や肥料の維持、
 
通気性や水はけの良い状態を
作り出すことができます。
 
 
また、
 
土壌中の微生物が住みやすい環境を
つくることができるため、
 
 
ミミズなどの微生物の力で
野菜を育てるための
良い土の状態をキープすることができるんです。
 
 
 

緑肥

 
 
有機栽培を行う上でも
肥料として市販されている
有機肥料を使用している場合も
ありますが、
 
 
マメ科の作物を地面にすき込むことで
土に養分を与えるという
緑肥を使用する方法もあります。
 
 
緑肥として主に使用されているのが
ヘアリーベッチというマメ科の植物で、
 
農作物の栄養源となる窒素を
根っこの部分に固定する働きがあるため、
 
そのまま畑の土にすき込むことで
肥料の代わりにするという
 
なんとも環境にやさしい農法になります。
 
 
緑肥となる作物はほかにも
ライ麦やトウモロコシといったイネ科の植物、
 
ひまわりなども使われているようです。
 
 
 
 
 

まとめ

 
 
普段自然派レストランで
何気なく食べている
 
オーガニック野菜。
 
 
こういった野菜栽培の裏側には
農薬や化学肥料を使用しなくても
様々な工夫によって
 
作物が作られています。
 
 
有機農法というのは、
 
私たちの体にとって良いだけではなく
環境へもプラスに働き
 
良い循環を生み出してくれることがわかります。
 
 
普段野菜を買う時は
ついつい値段を気にして
選んでしまいますが、
 
 
私たち消費者が
より良いものを選ぶことも
自然環境を守るための
小さな一歩になるのかもしれませんね。
 
 
 
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